【MHP 3rd】『MH』シリーズが目指してきたものと『3rd』が目指しているもの(その3) (野村) #MHP3

PH03.JPGお風呂がやりたくて和風?
そこから派生する発想の数々

(その2からの続き)

――『3rd』を開発するにあたって、特定のユーザー層を意識することはありますか? また『MH』シリーズの開発において、そういったことはありましたか?

辻本:ユーザー層を特定することは、まったく考えていません。『3rd』はもとより『MH』シリーズには、コミカルな部分だとか、すごくガッツリした男らしい部分だとか、いろいろなテイストが入ってるじゃないですか。これがずばり答えです。テイストの限定はユーザー層を特定することになってしまいますから、『MH』シリーズにはそぐわないわけです。

一瀬:MHP』シリーズは、嬉しいことにユーザー層の幅がすごく広がっていて、男女問わず学生の方から年配の方、場合によっては家族まで、さまざまな方に楽しんでいただいています。大抵のゲームは、ターゲット層が中学生だったり高校生だったりと、はっきりしていることが多いのですが、『MHP』シリーズは『2nd』の頃から特にユーザー層を設定せず、みんなが楽しめるということを重視して作っていますね。今まで受け入れられていた部分を横に置いて、変にこっちの人達にも、あっちの人達にもウケを狙わなければ……といったような、複数に手を出して軸がブレるようなスタンスは、今までもこれからもとることはありません。言い換えれば、ある部分が好評で、それによってユーザーのみなさんに楽しんでいただいているのに、別のところを変に水増ししていくと、結局は従来の好評だった部分を楽しんでくれていた方々を裏切っちゃうことになるじゃないですか。だから、そういう部分は徹底的に守っています。そのうえで、作っている僕達自身が遊んでみたいと思えるもの、おもしろいと思うから今回ちょっと入れ込んでみよう!といった提案を『3rd』には盛り込んでいます。1つわかりやすいところだと、今回は村などに和風のテイストを入れ込んでいますが、これは今までの『MH』シリーズとは違う一面でして、世界観方面の新提案を『3rd』で試してみたわけです。

――和風という言葉が出ましたが、なぜ今回、和風を採用されたのですか?

一瀬:お風呂! 『MHP』の頃からお風呂をやりたかったんですよ!!

辻本:一瀬がずーっと言ってたんです。お風呂やりたい、お風呂やりたいって(笑)。

一瀬:この企画は長い間温めていて、『MHP』の頃からお風呂に入るシステムをどうやったら実現できるのかを真剣に考えていたんですが、開発スタッフといろいろ検討した結果、アイルーキッチンが採用されることになりました。それでも諦めきれず、『2nd』のときもお風呂のシステムを考えて、『2ndG』のときもまた考えて(笑)。『2nd』ではその名残として、ポッケ村の集会所の前に温泉があるんですよ(笑)。

(その4に続く)

※インタビュー全文は電撃ゲームス 4月23日発売号に掲載されています。