【34時間連続更新】全米が泣いた! そして、大阪は笑った! 「パワプロクンポケット」 第20回

パワプロクンポケット10」12月6日発売!
(C)2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
(社)日本野球機構承認 NPB BIS プロ野球公式記録使用 阪神甲子園球場公認

※ジャケット画像はTSUTAYA onlineに掲出されているものです。
※この文章は電撃パワプロという増刊号のために書かれ、後にブログにアップされたものの再掲出になります。

「おぉ」。倉西が小さく拍手した。「くるくるバキュ〜ン」はコナミの名作シューティングアクション「魂斗羅」のパロディだ。パロディというよりもそのものかもしれないが……。倉西はそのメガドライブ版「魂斗羅 ザ・ハードコア」のファンなので、「8」でも「くるくるバキュ〜ン」はすぐにパワポケポイントを使って手に入れていた。時間がない時は、それだけを遊ぶこともあるらしい。

僕自身はアクションゲームは苦手なんです。でも、「魂斗羅」だけは何故か印象に残っていて。難度が高いということもあるんでしょうけど、なんこう、自由が利かないイライラ感というか。その不自由な、昔ながらのアクションゲームというものを今のユーザーのみなさんに楽しんでもらいたくて、がんばって作りました。
パワポケ」は僕にとって、妄想を具現化する場所なんです。なので、作っていてつらいなんてことは一切ないです。ほんとにつらくないんですよね、作っていることが。だから今もこっそり「あれ」を実現しようという目標があってがんばってます。実現できるかどうか、あとは藤岡さん次第です。
茜も、まわりからは好き嫌いが分かれるキャラだねと言われました。最初の出会いからかなりキテいて、あそこまで痛いキャラはシリーズを通しても他にいないんじゃないかと思ってます。最初からひたすら突っ走っていくだけ、突っ走りきる痛いキャラを作ろうと考えてました。ただ、何かインパクトがほしかったので、今流行の妹だ! と。その時点でできあがっていたようなものです。僕は自分のシナリオを製品版でプレイして笑うことがあるんですよ。茜もそうだったのですが「パワプロクン、セリフがくさいよ」とか、自分で作っておいてつっこみを入れたりしています。

※この文章は2006年5月に書かれたものです。
※「パワプロクンポケット」シリーズの公式サイトはこちらです。