【TGS2010】iPhoneに関する3つのトピックス（1/2） #iPhonejp #TGS2010

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個人的に、今年のTGSのiPhoneについてのトピックを挙げるなら、この3つです。ちなみに『ちくわ』は入れてませんw　『ちくわ』の話は、また別な種類の話題だと思っています。

【1】AR.DRONE

AR.DRONE : iPhoneでヘリコプターを操縦しているぞ！　AppBank

テレビにも何度もとりあげられたらしく、日経でも「一躍スターダムにのし上がりそうな新人」とまで書かれていました。そこまでか？w　という気はしますが、確かにインパクトは強烈なものがありました。ただ、僕としてはブツそのものよりも、これがプラットフォームとして機能することに興味があります。けっこう大きな話題にはなるものの、今ひとつ、ユーザーに実感を持って受け入れられていないんじゃないかと思われるAR技術の、なにがしかの起爆剤になってくれればいいなぁと思うわけです。

iPhoneもAndroid端末もガラケーも（ついでにいえばDSiも）、ほぼ100%、カメラがついています。それぞれの処理能力の問題はあるにせよ、なにがしかのARを応用した仕掛けは実現できるということです。実際、iPhoneでは多くのARアプリがリリースされているのですが、どれもそれほど爆発的にヒットしているとは言えません。そこが歯がゆい。

「事実は小説より奇なり」という言葉もある通り、現実よりおもしろいゲームなんて、なかなかないわけです。ただ、AR技術を使えば、そのゲームよりおもしろい現実に対して、ゲームの側から手を出す、ちょっかいを出すことができるわけです。そこには大きな可能性があるような気がするのですが……。

『AR.DRONE』は高価なものなので、これ自体が爆発的なヒットになるとは考えにくいのですが、高いポテンシャルは秘めていると思います。これを突破口にした新しいなにかが登場してくることを期待したいところです。

【2】iPhoneブース

一般メディアの伝え方を見ていると、今年のTGSで最も多くの注目を集めたブースの1つが、このiPhoneブースです。計9社のiPhone／iPadゲームを展示したこのブースは、一般日には多くのゲームファンを集めました。『僕とちくわと鉄アレイ』も展示されていたのですが、期間中、1万本以上のちくわが投げられたそうです（ゲーム内容についてはこちらをどうぞ）。すごいw

正直に言えば、そんなに大きなブースだったわけではないのですが、これだけの注目を集めたのは、一にも二にも企画者の勝利でした。まず、となりがAndroidブースです。一般のメディアからすれば、この一角を取材するだけで「TGSでもiPhone対Android！」という記事が書けてしまいます。対決の構図は新聞記事の基本ですから、この一角はおいしいわけです。さらに、『AR.DRONE』のブースも隣接していましたから、「ここだけ見ればいいじゃん！」と考えた記者さんもいたんじゃないかと思います。さらに、iPhoneブースが白で、Androidブースは黒。ビジュアル的には特別気をつかうことなく、対決ムードが演出できたわけです。

iPhone／iPadだけのブースがあったことも評価されることですが、それを実際の大きさ以上に大きく見せた効果は、かなりあったのではないかと思います。

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