再掲【TGS2009】iPhoneから見たゲームの未来 06

TGS情報がぼちぼち出てきましたので、去年の記事ですが再掲出します。ここから、なにが変わって、なにが進んで、なにが変わっていなくて、そしてなにが、この先の未来につながっていくのでしょう……ということはおいといて、いやぁ、iPhoneゲームに出会った僕自身の興奮が伝わってきて、ちょっと恥ずかしくもありますw

「続きまして、RPGといえば、この会社さんです」という林さんのコールで壇上に上がられたのは、スクウェア・エニックスの安藤武博さん。スクウェア・エニックスはこのTGSにあわせて新作「SLIDING HEROES」の販売を開始、さらに「ソングサマナー 歌われぬ戦士の旋律 完全版」(RPG)、「国破れて山河あり」(RTS)という2タイトルを発表し、iPhoneへの注力ぶりが目立ったメーカーさんでした。もうプレイさせていただいてますけど、「SLIDING HEROES」はおもしろいですよ! 素直におすすめです。

「とにかくいろんなタイプのゲームを作ってみようと思って開発を進めています。クオリティ面でもDSやPSPに劣らないものを作っていきたいと思っています」。

安藤さんはかなり力強く宣言されていましたが、その自信もわかりますね、これだけのタイトルを投入してきているのですから。

「みなさんに、提案したいことがあります。iPhoneのアプリの価格です。価格が自由にコントロールできるというのはいいことですが、安いということばかりがいいことではないと思います。価格と内容が、あまりにも(安すぎて)あっていないということもあるのではないでしょうか?」。

ステージ上からの問題提起です。安藤さんによると、仮に家庭用ゲーム機クオリティのものを提供しようとすると、どうしても制作費がかかる。それなのに、全体的な風潮としてiPhoneのゲームは安すぎるので、その回収ができない。今はまだマーケットの形成段階だと思うので、適正な価格設定が必要ではないだろうか? とのことでした。

「マーケットには、確かな手応えを感じているので、たとえば多くのオンラインゲームがアイテム課金という方法に変わっていったように、なにか新しいビジネスモデルを見つけなければいけないとも思っています」。

この御発言は、非常に重要かもしれません。

スクウェア・エニックスのタイトルをApp Store