【Solarobo】『ソラロボ』のオープニングアニメに込められた強い信念。(その3) (アラケン) #solarobo

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(その2からの続き)


──逆に、苦労された部分はありましたか?

山川:私はあまり苦労していません。スタッフから「こんな感じでどう?」って言われたアイデアを「おう、いただき」と採用していっただけなので。

松山:山川監督のスタンスは、ほかのアニメ監督とは少し違いますよね。制作の苦労を聞かれて「苦労していません」って答える監督はそういないじゃないですか。

山川:撮影担当が苦労しているかもしれないし、原画担当が苦労したかもしれない。でも私は、そこにいただけですから。ほかの人達は苦労したと思います(笑)。

──本作はさまざま点において「二重構造」になっているそうですが、アニメにも何か仕掛けがありますか?

松山:オープニングアニメは「はじめまして!」と言った雰囲気で、こんなキャラクターが登場して、こんなところがほかの作品とは違いますといった自己紹介的な作りです。ただし、ちゃんと「表と裏」を感じられる仕掛けが用意されているので、楽しみにしていてください。

山川:演出面では、オープニングアニメのお約束的な展開を意図的に入れています。私がひねったものがあまり好きじゃないのと、松山さんから「王道でいきます!」というお話をうかがっていたのでそうしました。

松山:「王道」はキーワードになっていましたよね。オープニングは、特にその雰囲気が強いと思います。でも物語が進んでいくと、ユーザーのみなさんは違和感を抱き始めると思いますよ。「ひょっとして、この作品はただの王道とは違うんじゃないか?」と。



※インタビュー全文は電撃ゲームス 6月18日発売号に掲載されています。

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