【MHP 3rd】『MH』シリーズが目指してきたものと『3rd』が目指しているもの(その15)(野村) #MHP3

PH15.JPG(その14からの続き)

――PVを見ているとワクワクしますよね。ティガレックスとかナルガクルガとか、『2ndG』ではさんざん狩らせていただきましたが、それでも『3rd』のPVでは、とにかく新鮮な印象を受けました。

辻本:いろいろと調整をかけているので、『2ndG』をプレイした人でも新鮮に感じていただけるはずです。

一瀬:もちろん、ナルガクルガだったらナルガクルガらしさを完全に残しながら、調整をかけています。完全に動きが変わって、別物のモンスターになるなんてことは絶対にありません。

――水没林のナルガクルガを想像すると、すごく楽しいです。足場の悪いところが多いフィールドで、ナルガクルガと立ち回るのか〜と考えると、もう(笑)。

一瀬:最初、ナルガクルガの顔が低い位置にあったんで、実は顔が水に浸かっていて、ナルガクルガが息ができない感じになっていました(笑)。もちろん、現在は修正されていますが、あれはさすがに衝撃的だった……。

――それはぜひ見たかったです(笑)。モンスターといえば、『3(トライ)』に登場したモンスターが『3rd』でどう変わっているのかも、とても気になるところですが、いかがですか?

辻本:『3rd』で『3(トライ)』のモンスターが出てきたら、『3rd』ならではの調整がされていますし、逆に『3rd』をやって『3(トライ)』をプレイしてみると、同じモンスターでも違った感覚でプレイできるはずです。

――ロアルドロスが特にそうですが、『3rd』では水中が存在しないので、地上での動きが手強くなっているのか? など、モンスターに関するさまざまな想像はどんどんふくらんでいきます。水中がないことによるモンスターへの影響はいかがでしょうか?

辻本:そうですね。今回の『3rd』には水中がないので、それを補う動きはいろいろ考えています。また、水中が主となるモンスターは登場しませんね。

一瀬:モンスターの動きがどこまで変わっているかというと、モンスターそれぞれで度合いが違っていますね。ロアルドロスは水中があって成り立っていたところがあるので、そういうケースでは、厚く手を加えたりしています。そうではなくて基盤がしっかりしているモンスターは、なんらか変化を加えるべきところがあれば加えている感じです。モンスターによって調整の度合いはバラバラですが、もちろん、すべてのモンスターのパラメータや動きを見直して、練り直していますよ。

――今までのシリーズと同様の感覚で立ち回れるぞ、というモンスターもいれば、ガラリと変わっているモンスターもいる感じですか?

一瀬:今までと同様の感覚で立ち回ったとしても、例えば、そのモンスターに1つだけカウンター気味の攻撃が追加されているとすれば、それを食らったあとは、以降気をつけながら立ち回る必要が出てくるでしょう。そんなモンスターもいれば、かなり動きが変わっているモンスターもいたり、また攻撃がいくつか追加されているモンスターもいます。そういったモンスターに対しては、ハンターの立ち位置や立ち回り方が、今までのシリーズで対峙したときと違って、大きく変化するはずです。

(その16に続く)

※インタビュー全文は電撃ゲームス 4月23日発売号に掲載されています。