【撃たれ道 2/2】チキンハートだけでは生き残れない[倉西]

この時の舞台は、多人数のゴロー(ゴローについて前回記事参照……って、ムチャぶりすぎますねw)が出てきそうな中東風の市街地でした。基本的に通路は狭く、建物が多い。僕の場合は、どうやらそれが幸いしたようです。東郷先生も「俺はチキンハート(臆病者)だから生き残れた」とおっしゃっていますが、まさにそんな感じです。とにかく、戦場ではむやみに動き回らないことです。物音を立てることが、死への第一歩ですから。撃たれまくった先輩の言うことは、黙って聞いておくものです。ゲームがスタートしたら、まずは敵の姿ではなく、三方を壁に囲まれたポイントを見つけ出し、そこに潜むことです。頭を撃たれることはあっても、頭上から撃たれるということはまずありませんから、それでだいぶ安心になります。武器のエイム(照準をちゃんとすること……いいかげんだな、この説明orz L1ボタンです)を確かめたりして、心を落ち着かせましょう。

次にやるべきことは、移動です。ずっと、そのポイントに潜み続けて、誰かが現れるのを待って撃ちあってもいいのですが、それはさすがに消極的すぎるかなと。何度撃たれて死んでも制限時間内であれば復活できますから、ここは勇気を振り絞って敵を探しにいきましょう。そういえば、みなさん、移動はどうされてますか? 妙なことを聞きましたが、腰を屈めてこそこそっと進むか、ダッと走っていってしまうかということなのですが、僕はあまり深く考えずに走ってます。東郷先生も、ここぞ! という時はダッシュしているので。

移動すべき先は、このステージの場合、僕は建物の中だと思います。建物の中であれば、どこからでも狙われてしまうという事態は避けられます。入り口、もしくは窓から狙われるだけです。それも複数ありますが、それでも360度全開! よりはずいぶん安心していられますし、また、建物の中には先に誰かが潜んでいる場合もあります。これは一概には言えないのですが、建物の中に潜んで待ち伏せしている人は、どうも背後の守りが甘いような気がします。3回のKillのうち、1回はそのパターンでした。建物の2階から外をうかがっていた人を、背後から仕留めました。ふっふっふっ。また、この時の経験を生かして、僕が選んだポジションは外に向かっては窓1つで、誰かがこちらに向かってくる通路も1本しかないというところでした。ここに陣取って、通路に注意を払いつつ、ちらっちらっと外の様子をうかがう。すばらしい。これは完璧な作戦ではないか……と思われたのですが、撃たれましたね、はい。それも通路から向かってきた敵に、です。どういうことかというと単純な話で、僕がもたもた照準を定めている間に撃たれてしまったということです。想像ですが、もしかするとあの敵は、一度、ちらりと僕のポジションを確認してから銃や照準の準備をして、向かってきたのかもしれません。そうでないと、あんなに早く撃てる(撃たれる)わけないし!

オンライン対戦では、慎重の上に細心を重ねていくような姿勢が必要だという教訓です。

あぁ! またスペースが足りない! 僕のどうしようもないゲームスキルとつたない文章では、正確に書こうとすればするほど、文字量が増えてしまうんですよね、どうしても。オンライン対戦は何度かプレイしているので、けっこう書くネタはたまっているような気がするのですが……続きは次回! あ、最後に。たいていの場合、seiichik1968という名前で入っています、オンライン対戦には。もし見かけることがあったら、1回は殺されてあげてください。大丈夫です。5回は殺せますから、仕返しに。よろしくお願いいたします。(201004121550)

※この文章は電撃ゲームス 4月23日発売号に掲載されたものです。