Silver Moon(最終回)

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(前回から続く)

物欲が抑えられるわけもなく、僕は繚乱の対弩を手にしていました。火竜の紅玉は順調に出ていましたから、シルバーソルシリーズ制覇も、まぁそれほど時間は……あと、1つだし……と思ってから、何日、何時間という時間が流れたことでしょう。どう考えても物欲センサーが発動したのではないか? そう思わされるほど、ぱたりと、火竜の紅玉は出なくなりました。誰かと回ればいいのではないか? そんなバカな験担ぎのために、メーカーさんとのお食事で積極的に回りました(回っていただきました)。朝イチで倒せばいいのではないか? そんなことも考え、毎朝、早起きしてまで銀火竜を狩りに出ました。出ません。雌火竜の逆鱗がほしかった時、電撃PlayStationイチのイケメン編集・宮下のアドバイスで、コロッと雌火竜が落ちたということがありました。でも、銀火竜は雄です。宮下も威力を発揮することができません。たまたま打ちあわせのために編集部に来ていた山本君@カプコンと回れば……とまで考えましたが、それは電撃PlayStationの西岡デスクに止められました。

「仕事ですから、山本さん」。

冗談じゃない! 俺だって、俺だって……そんな苦しさに、輪をかけたのもデカお@「マ)王でした。「出ないんですよねぇ、火竜の紅玉。俺なんか30体くらい狩って、やっと1個出たとか、そんなこともありましたよ。倉西さん、今まで運がよすぎたんですよ」。黙れ。そんなヤツの言葉には耳を貸したくないんだ。俺は、ここから這い上がってみせる(落ちてないけど、どこにも)。とかなんとかやっていた朝、出ました、火竜の紅玉、しかも一度に3つ。まぁ、そんなもんです。そんなもんなんですね。ここまで思い詰めていると、もはや感慨も何もありませんでした。機械的に僕はシルバーソルレギンスを作り、シルバーソルシリーズがそろいました。貫通弾強化が発動し、僕の物欲もまたひとつ、確実に強化されてしまったような気がしないでもないのですが、ですが……。

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