【エストポリス】ちょい長めプレイレポートその7［いきなり戦車STG（笑）］［そみん］ @MIYATA_ESTPOLIS #estpolis

■いきなり戦車STG（笑）■

A・RPGだと思っていたら、いきなり始まるSTG。たぶん、100人中90人以上は「アホか（笑）」と愛あるツッコミを入れることになるでしょう。これは敵の戦車を奪取して進むイベントなんですが、本当に3D・STGとして展開し、砲塔などを砲撃しながら進むことになります。普通だったらありえないようなイベントでも、「おもしろければOK！」とばかりに採用しちゃうところに、スクウェア・エニックスとネバーランドカンパニーの開発スタッフの懐の広さを感じてしまいます……。

こういうノリは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、個人的には大好きです。行儀がよすぎて堅苦しいノリよりも、熱さや勢い重視のノリのほうが好みなんですよね。最初のダンジョンで最高レベルまでレベルを上げることすらできちゃうレベルブレイクとかもそうですけど、本作はわりとリミットを解除しているというか、ある意味で暴走しているような部分もあったりします。すごく客観的に評価をすると大味に感じる部分もあるかと思いますが、でも、小さくまとまってつまらないゲームより、大味な部分があってもおもしろいゲームなら、おもしろいほうがいいんじゃないかと。

アクションを利用したマップギミックが多いこともあって、自転車をこぐことで巨大な橋を動かしたり、トロッコに乗って行う音ゲーチックなイベントもあったりと、とにかく幅広い形での謎解きやアクションを楽しめるのは大きな魅力です。派手に暴れられる部分と綿密に考え抜かれたバランスが共存しているゲームなので、人によって気に入る部分と苦手な部分はバラバラになりそうな気がしますが、なんだかんだ楽しく遊べるゲームに仕上がっていると思いますよ。
（その8に続く）