【エストポリス】ちょい長めプレイレポート その1[そもそも『エストポリス』とは?][そみん] @MIYATA_ESTPOLIS #estpolis

エスト01.bmpキャラクターデザインは直良有祐氏で、スクウェア・エニックス×ネバーランドカンパニーという豪華スタッフが手がけるDS用A・RPGエストポリス』の発売(2月25日)が迫ってまいりました。電撃ゲームス最新号でも21ページ大特集が組まれているわけですが、ずっとリアルタイムでシリーズを遊んできた自分も、1人のファンとしてめっちゃ気になるタイトルです。そんなわけで、わりと個人的な気持ちも入りつつ、シリーズファンの視点から今回の『エストポリス』をプレイした感触をお伝えしていこうと思います。

あ、結論は「マジおもしれえ!!」なんで、シリーズを知っていたり、もう買うことを決めていたりする方は読まなくてもOKです。

長々と記事を書いておいてなんですが、予備知識なしで遊ぶほど、遊んだときの驚きは大きくなるわけですし。遊んだときの感じ方は人それぞれではありますが、少なくとも電撃ゲームスのスタッフには波長があった人が多いゲームなので、興味を持たれた方はぜひ注目してみてくださいませ。

ちなみにプレイレポートと言いながら、その3までは『エストポリス』というシリーズのバックグラウンド紹介になってます。「そんなの知ってるよ!」とか「ゲームとしての出来のほうが気になる!」なんて方は、その4から読み始めていただければと思います。

■そもそも『エストポリス』とは?■

多くのベテランゲーマーにとっては『エストポリス』=SFC時代の名作RPGという認識があると思いますが、さすがに15年以上も前の作品(『I』の発売は1993年)となると、その名を知らない方も多いかも。今回のDS版は過去のシリーズ作品を知らなくても遊べる新作なので、別にシリーズ作品の知識がなくてもまったく問題ありませんが、興味がある方はちょろっと目を通しておくと、「今回のDS版も安心して遊べそうだ」という安心感につながるかと。

さて、簡単に説明すると、かつて『エストポリス伝記』(1993年6月25日発売)&『エストポリス伝記II(1995年2月24日発売)』というSFCRPGがありまして、これら(特に『II』)は傑作RPGとして当時のコアゲーマーに注目されました。なぜ注目されたのか、簡潔にまとめてみます。

・ストーリー&キャラクターがイイ!
・音楽がイイ!
RPGとしての出来がイイ!

む、まとめすぎた気が(笑)。これだけだと説得力が弱いと思うので具体例はあとで示しますが、要するに「いろんな部分の出来がイイ!」とうならされるシリーズだったわけです。

余談ですが、『エストポリス伝記II』のあまりの出来のよさに「どこが作ったんだ?」と話題になり、その開発元のネバーランドカンパニーという会社への注目度が高まることに。その後、同社が手がけたSFCソフト『カオスシード 〜風水回廊記〜』(1996年3月15日発売)もまた神がかったクオリティだったことから、「ネバーランドカンパニー=職人芸レベルでおもしろいゲームを作る開発会社」という評判へとつながっていくことになります。同社の名前は最近だと『シャイニング・フォース イクサ』や『ルーンファクトリー』の開発で知られていますが、『エストポリス伝記』はそのルーツとなった作品の1つといえるわけです。ちなみに今回のDS版『エストポリス』を手がけるのもネバーランドカンパニーで、ストーリーやゲームデザインを担当している人達まで当時のスタッフです。

ちょっと余談が長くなりましたが、この『エストポリス』とは、そういった伝説の名作の系譜を受け継ぐ作品なんです。
(その2に続く)

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