【Open Feint】秘かな争い 壱 [倉西] #dgames #followmeJP

20091228_0104 Open Feint 01.jpgXbox LIVEを筆頭に、コンシューマの据え置き機やPCでは当然のように用意されているフレンド登録やらスコアランキングといった、いわゆるゲームのSNS機能ですが、これだけ爆発的に普及しているDSやPSPには、そういった機能はないなぁ……とぼんやり考えていたのですが! あ、「ですが」がかぶっているというのは文章として初歩的なミスのような気もするのですが(さらにかぶせました)、iPhoneには、いくつかそういったサービスが用意されています、はい。

実は、この「いくつか」というところがミソで、たとえばXbox LIVEマイクロソフトPSNSCEがプラットフォームホルダーであり、そういったサービスについても元締めといいますか、用意して提供しています。ところが、iPhoneでは、Appleは一切そういったことはせずに、ライセンシーに任せるという姿勢をとっています。結果、複数のサービスが存在するわけです。たとえばこの一連の記事なんかで、半澤君@POWER GRAPHIXXと僕は「THE CREEPS!」というiPhoneタワー・ディフェンスのスコアを競いあっているのですが、それはAGON ONLINEというサービスを使っています。が。実際に、最も普及しているのは、どうやらOpen Feintというサービスだったりします。

どうにもリクツっぽい話が続きまして恐縮ですが整理しますと、ゲームのSNS機能ということで考えると、コンシューマの世界ではプラットホームホルダーが提供するサービスがあり、それを各ソフトメーカーがソフトに組み込んでいる/対応しているということになります。統一的に安心したサービスが受けられるというメリットはありますが、画一的でアイディアに乏しい、新機能に対する対応が遅い、プラットフォームホルダーにかかるサーバ等の負荷が大きいというデメリットも考えられます。

一方のiPhoneでは、先にも書いた通り、プラットフォームホルダーであるAppleは、そうしたサービスの提供はしません。ひたすら、iPhone本体の開発/改良と、iPhone OSの改良に取り組んでいます。ゲームのSNS機能については、先の例のAGON ONLINE、Open Feintのように、プラットフォームホルダーでもソフトメーカーでもない、第三者がサービスを提供しています。ソフトメーカーは、彼らが提供するサービスをソフトに組み込めばよいというわけです。現時点ではサービス間を横断するようなスコアランキング等はできませんから、統一的ではないということにはなってしまいますが、小回りの利く開発環境にあるため、どんどん新しいサービスが登場しています。また、サーバ負荷に代表される様々な負荷に関しても分散〜軽減されています。技術的にくわしいことはわかりませんが、これにも大きな意味があるでしょう。

事実、これらのサービスは今、iPhoneゲームの世界ではかなり大きな注目を集めていまして、ゲームアプリでも「Open Feint、入ってますよ!」ということをアプリのアイコンでアピールしているものも出てきたくらいです。原稿執筆時点、僕のiPhoneの中に入っていたゲームでも、2タイトルがOpen Feintバッジをアイコンに貼っていて、1タイトルがAGONバッジを貼っていました。他にも多くのタイトルが対応していますし、このもりあがりを考えると、今後は、かなり多くのタイトルがアイコンにSNSサービスのバッジを貼って出てくるのではないかと思います。といいますか、なぜ、日本版の「エレメンタルモンスターTD」はOpen Feintに対応してないんだろう……北米版は、どうやら対応しているようなのですが……。

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