#dgames 書店の中に個性派書店 目利きが選んだ本ずらり(朝日新聞) [倉西]

出版業界に身を置く人間として、書店さんの動向は非常に気になります、当然。この試みは、ユニークなものだと思います。成果も含めて、業界誌なんかでレポートしていただけるとありがたいです。本当はね、書店とか出版流通について、僕なりの考えを書きたいところなのですが、さすがにそれは会社的な問題になりそうなので避けますが(ならないかもしれませんが……というか、会社的な問題になりそうだから書かないって、なんかヤな感じ)、言いたいことは山ほどあるw

毎日平均200冊以上が刊行される新刊書籍をそろえようと、大規模化の一途をたどってきた大手書店業界だが、「本が多すぎて読むべき本を選べない」という顧客もいた。小城武彦社長は「書店はこれまでさぼってきた。個性がなく規模に頼っていた」と認める。その上で「ネット時代にリアルな書店はどうあるべきか考えていた。その答えが松丸本舗だ。書店とは人と本との邂逅(かいこう)の場。本と驚きを持って出会う場をつくっていきたい」と話す。

記事の一部ですが、シンプルにまとめれば、こういうことだと思います。子どものころ住んでいた金沢の田舎町には、書店がありませんでした。親戚の家の近くにも、小さな書店さんしかありませんでしたが、祖父母におこづかいをもらって本を買いにいくのは、すごく楽しみでした。買っていたのは、UFOの本とかでしたけど、ものすごいよく覚えています。今でも、UFOも宇宙人も、本当の話だと思ってますし。

書店の価値は、規模の大小ではなく、選択とプレゼンテーションに尽きますね。どこかの書店さんで、やらせてもらえないかなぁ、これ。ゲーム関係の本の棚だけでいいんですけど。