【深夜に一言】まいった。感情移入しちゃいましたね。

%A5%B7%A5%E7%A1%BC%A5%B1%A5%F3.jpg飛行機の離着陸時にはPSPをはじめ、電子機器が使えません。というわけで、飛行機での出張時には本を買って乗り込むのですが、今回の金沢出張はこれ、「ショーケン」という本を買いました。歌手、もしくは役者さんとして知られる萩原健一さんの語り下ろし自叙伝です。ショーケン、もう60歳近いんだ。そうだよなぁ、僕がはじめて彼のアルバムを聴いたのも、もう25年くらい前じゃないかと思います。

語り下ろしなので、意外なくらいにさらっと読めますが、僕的にはかなり感情移入してしまいました。僕は麻薬をやったりなんてことはないのですが、人生的な……というかな? 生来のだらしなさみたいなものは、ちょっとこう、通じるものがあるかも。とか、思わされたわけです。ただ、これは特別なことではなくて、たとえば太宰治の「人間失格」とかですね、10代のころに読むと自分を投影したりするじゃないですか、あんな破天荒な主人公に。そんな感じです。ちょっと違うのは、40歳の中年男性が、60歳間近の初老の男性の話に感情移入したってことなんですけどねw

また、あたまっからすらすらと読み進めてきて、最後、あとがきを読んだ時に、はっとさせられました。ここで書いてしまうとあれなので、よろしければ読んでみてください。最後の最後に、こんなことを語るショーケンはかっこいいなと思いますが、僕はやっぱり凡百な小市民でよかったとも思いました。

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