狩られ道黒毛 フェスタはまるで、甲子園大会のようだった。そのことに感謝を(2/3)

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※この文章は電撃PlayStation 2008年6月13日発売号に掲載されたものです。

そんな彼らが予選に参加していて、そして第2位なのです。昨年の全国優勝チームの上をいったチームがいたということです。このことには軽い興奮を覚えました。でも、その一方で、たぶん代表決定戦では彼らが勝つんだろうなと、なんとなく決めてかかってもいました。それくらい、彼らの前回大会でのプレイは心に残るものでしたし、代表決定戦でのプレイも、持ち前のコンビネーションのすばらしさを随所に見せてくれたのです。実際のタイムとはまた別種の、見る人が感じる速さ。彼らのプレイには、そんな風格のようなものさえ感じました。

第4位 Jast 25's 6分08秒20

結果は予想外のものでした。どのチームよりも速く見えた彼らのプレイでしたが、実際のタイムでは第4位、決勝大会出場はかなわず、ここで彼らの連覇はなくなりました。まるでスポーツのような残酷さ、そしてタイムアタック一発勝負の大舞台が持つ厳しさを感じながら、僕は会場を後にしました。カプコン広報の山本君からかかってきた電話にも、用件にはろくに答えもせずに、彼らの敗戦について話していました。

第6位 ポポノタン's 2分13秒16
第8位 藤岡弘、探検隊 2分14秒03

きた! 大阪大会代表選抜大会の結果にも、覚えのある名前がありました。ポポノタン'sと藤岡弘、探検隊。この2チームも昨年、決勝大会に進んだ強豪でした。第6位と第8位ではありましたが、驚異的なタイムが連発された大阪大会での予選突破です。「強いチームは、ほんまに強いんですね」。ステージ上で、一瀬ディレクターが思わずつぶやいていましたが、僕も同じことを考えていました。強いチームが、またさらなる研鑽を積んでやってきて立派な結果を残す。彼らがどれだけ「MHP 2nd G」がうまいと言っても、それは容易なことではなかったはずです。

僕の出身地である石川県金沢市には星陵高校という野球の名門校(ニューヨークヤンキースで活躍中の松井選手の出身校です)があるのですが、彼らは毎年、楽勝で県大会を突破しているのではありません。誰よりも練習した、誰よりも耐え抜いた、そんな、なんというか、さわやかな執念のようなものを胸に1試合1試合を戦いぬいて甲子園に進むのです。他人からそう見られるだけではなく、自分たちの内側にもプレッシャーはあるでしょう。そんな複雑な思いに打ち勝って、彼らは予選を突破してくるのです。当人たちは、ただひたすらにモンスターを狩っていただけかもしれませんが、それを見る僕は、勝手にドラマを感じていました。

決勝では、ポポノタン'sの狩猟笛が吹きはじめの一撃で相棒の大剣をド突いてしまうというアクシデントもありましたが、無事、彼らは第3位で大阪地区代表に入り、決勝大会にコマを進めました。

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