福岡レポート(10) 福岡市経済振興局産業政策部新産業課 その2

※2007年夏の福岡について

このパンフレット、ほんとによくできています

インタビューの続きですが、写真は、GFFさんと福岡市、九州大学が協力して作った福岡ゲーム産業振興機構のパンフレットです。これ、ぜひ、機会があったらみなさんに見てもらいたいと思います。本当によくできてますから。では、続きをどうぞ。

−−具体的には、どのようなことを進められていますか?

松浦:せっかく市が参加させていただくわけですから、行政がベースとなった組織があるんだということの意味を活かした活動をしていきたいと考えています。具体的には人材の育成と獲得、そして広報的な活動ですね。

−−GFFさん自体も、最初はサイバーコネクトツーさん、ガンバリオンさん、レベルファイブさんが共同で人材募集活動をはじめられたのが出発点だったとお聞きしています。やはり人材の育成・獲得は大きなテーマですか?

松浦:人材の育成・獲得という点では、現在はインターンシップ事業を行っています。年に2回、募集をかけまして、何人かの学生さんに実際にGFF加盟企業さんに入っていただいて、ゲーム制作を体験、学んでいただく機会を持ってもらっています。過去にも、他の産業でインターンシップを市がお手伝いすることはあったのですが、それは主に学生さんの社会体験というスタンスでやってきたものだったんですね。それに対して、GFFさんからはできるだけ即戦力となるような人材の獲得ができないだろうかという御意見もあり、現在はその方向で進めています。

−−資料を拝見すると、募集案内送付先が第2回は第1回と比べて格段に増えてますね(倉西注:この日拝見した資料では、第1回の募集案内送付先23校に対し、第2回は68校に増えていました)。これは何故ですか?

松浦:はい、単純な話なのですが、第1回は福岡県内の学校さんだけに御案内しました。ただ、それだけではなかなか学生さんも集まりませんので、第2回からは県外の学校さんにも御案内を送らせていただいています。また、これについてはサイバーコネクトツーさんが蓄積されてきたノウハウを活用しているのですが、応募いただく学生さんには、かなり高いハードルを設定させていただいています。やはり戦力となるような人材を集めようということですから、それなりの審査が必要なんですね。いろいろな(ゲームの)コンテストやアワードで実績のある学生さんに学校から声をかけていただいたりしながら、ただ応募書類を出していただくだけでなく、作品を提出していただいていますし、面接もしています。

−−通常のインターンシップと比較すると、かなり厳しいですね。

松浦:そうですね、確かにちょっとハードルは高いのですが、せっかくですから、意味のある方法でやろうと考えています。結果として、GFF加盟企業さんで採用が決まった方が、このインターンシップ事業から1名出ましたし、採用予定の方も何人かいらっしゃるというふうに聞いています。

■FUKUOKA 2007

※GFF主要三社ロングインタビュー全文はこちらです
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福岡市経済振興局産業政策部新産業課さんへのインタビュー

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