福岡レポート(13) 福岡市経済振興局産業政策部新産業課 その5

※2007年夏の福岡について

今度、買い物してみようかなぁ

インタビューは、この記事で最後です。繰り返しになりますが、ぜひ、みなさん、しっかり読んでください。僕は本当に楽しくお話をお聞きしましたし、楽しく、この原稿を書かせてもいただきました。写真は、泊まっていたプラザホテル天神近くのショップさんです。いい感じのTシャツやシルバーアクセサリーが売ってましたね。次回はちょっとお買い物なぞ……なんてねw では最後です、続きをどうぞ。

−−今年に入って4回、僕は福岡におじゃましていまして、GFFのみなさんや、天神経済新聞のみなさん、あるいはタクシーの運転手さんともお話ししていて、本当に福岡の人は福岡のことが好きだなぁというか、この街を愛していて、この街で何かクリエイティブなことをやっていきたいとお考えですよね。おそらく他の都市にはないことだと思うのですが、この点についてはいかがでしょうか?

松浦:福岡は、新しもの好きだということはありますね。ビジネスの世界でどん! と成功したければ、東京で活躍するのがいいのかもしれませんが、そういうことでなければ、福岡で暮らすことには十分満足できる環境はあると思います。福岡で暮らしながら、最先端のことをやっていきたい、ここでクリエイティブな仕事をしていきたいと、そう思わせる、思える街なのではないでしょうか。実際、GFF加盟企業さんは、本当に社員のみなさん、クリエイターさんを大事にされていますし。そうした活動を、私たち行政も支援していきたいと考えていますし。このことについては、議会からも承認されています。

−−福岡市議会ということですか?

松浦:そうです。市役所が行うことは基本的にすべて、市議会の承認を経て行います。たとえば福岡ゲーム産業振興機構の活動についても、まず予算は議会で承認されなければなりません。また、何か特別な活動がある場合は、議会に諮るということもやっています。

−−ということは、あの赤いパンフレットも、市議会で予算承認されて作られたということですか?

松浦:そうですね。

−−大変恐縮なんですが、市議会議員の先生、みなさんがゲームを御存知というか、プレイされているというわけではないですよね?

松浦:御存知だとは思いますが、プレイまではされていない方も多いと思います、一般論として。私もその点は、実は心配しまして、議会に諮る前には想定問答集なんかも作っていたんですよ、こんなこと聞かれるかなぁとか思いながら(笑) ただ、実際にはまったく質問も反対意見もありませんでした。「若い人が新しいことをやろうというなら、いいじゃないか、やりなさい」という感じです。

−−そんなにスムーズに?

松浦:はい。質問も反対もありませんでしたから、すんなり。東大の馬場先生(倉西注:東京大学大学院情報学環でゲームの研究をされている馬場教授のこと)にお会いした際に、やはり同じように「福岡はよくこれだけ、ゲームについて行政がバックアップできるね」とおっしゃっていただきました。私は他にも例があるかと思っていたのですが、ないそうです。また、私は新産業課の人間として音楽の方も担当しているのですが、たとえば繁華街の大通りに交通規制をしてイベントを行うというような場合には警察署の協力が不可欠なのですが、そういう場合でも、警察署も非常に協力的なんです、福岡では。「なぜ、福岡ではこういうことができるのか」という御質問かとは思いますが、こうした行政や議会の姿勢にも見える市民性、積極性が背景にあるのかもしれませんね。

−−いや、その議会のお話は驚きました。なんとなくですが、福岡の秘密がわかったような気がします(笑)。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

■FUKUOKA 2007

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福岡市経済振興局産業政策部新産業課さんへのインタビュー

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