甘いささやきの報酬(前編)

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男塾先輩との、取材出張としてはうまくいきつつも、狩猟としてはどうしようもなかった福岡出張では、ゴールドルナシリーズをそろえることはできませんでした。雌火竜の紅玉が、あと2つ足りません。さすがに何度も戦ったので、リオレイア希少種を、自分一人で倒せるようにもなっていました。

そんなレベルの低い攻略を聞かされても……という感じでしょうが、僕なりにいつも気をつけていることは、なにはさておき、「攻撃はがまん」です。電撃攻略本編集部のスタッフ、陛下のお言葉です。これは本気でいつも、心の中で唱えています。僕は鬼神斬破刀(太刀)で戦っているのですが、2回斬ったら逃げます。よほどヤツがよろめくなどすれば、3発目を出しますが、そうでない限りは2回斬ったら×ボタン2回でゴロゴロッと逃げます。この×ボタン2回というのが個人的にはポイントで、2回転がる分の距離を取れば、太刀を納める時間的な余裕が生まれるような気がします。この2回転がっている間に敵はなんらかの攻撃を繰り出している可能性が高いのですが、その軌道を外してさえいれば、安全に太刀を納めることができて、Rボタンで走って接近し、敵の攻撃後のスキに、こちらがまた2回斬って、そして、ゴロゴロです。

また、慣れたせいもあるのでしょうが、「モンスターハンターポータブル2nd」の敵が攻撃前に起こす予備動作は、意外とわかりやすいものが多い気がします。Rボタンで接近しながらそれを読み取り、進入角度を決めて、ばっさりいく。これです。これなのですが、慢心して3回斬りつけてしまったりした時に限って敵の足につまづいてみたりして、でもってサマーソルトを喰らったりしてがっかりすることもありますが、そんな僕でもリオレイア希少種を一人で倒せるようになったんです。そのことだけは、認めてください < 誰に?

しかし、雌火竜の紅玉が出ません。偶然にも1つ出たので、あと1つ……というところで出ません。レイアではなくレウスだと火竜の紅玉という素材が出るのですが、これもなかなか出ないらしく、電撃「マ)王編集部のデカおというスタッフは、毎日、喫煙所でボヤいています。僕が「雌火竜の紅玉さぁ、あと1つでゴールドルナシリーズがそろうんだよ」と言うと、「倉西さん、リアルラックありますよ、僕なんか20頭狩っても30頭狩っても……」と、長身を折り曲げてため息をついています。そんなもんかぁ、かわいそうになぁと思いつつも、不幸者のため息なんぞにはかまっていられません。僕は黙々と、金色のあいつを狩り続けました。

(中編に続く)

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