休日レビュー 「ファイナルファンタジーIII」(DS) 第2回

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※この文章は2006年09月26日に公開されたものです。

FINAL FANTASY III プレイインプレッション(2)

カウントされているプレイ時間だけで85時間06分47秒、キャラクターのレベルは94ともなると、さすがにちょっと(僕にとっては)やることもなくなりつつある「FF3」DSです。あとはひたすら戦って戦って、全ジョブ熟練度99をめざすとかあぁ、でも、編集部でもさすがにそんな人間はいないような気がする。ならば! やってもいいかなと一瞬、思いましたが、まぁ、ここらで一段落にしておこうかと。

ということで、いろんなジョブを育ててみました全23種類のジョブのうち、熟練度99に到達したのは4キャラあわせて、戦士、モンク、白魔道師、ナイト、シーフ、竜騎士、バイキング、魔剣士、吟遊詩人、空手家、導師、忍者の、計12ジョブ。かなりやったつもりでも、数で言えば、ぎりぎり半分を超えたところ。なかなか手強い。個人的には学者、風水師の熟練度99も見たかったし(本で殴って9999ってかっこよくないですか?)、魔人の熟練度99はめざそうと思えばわりと素直にできた気もするし、賢者は熟練度80まできてるし、赤魔道師も70くらいまできてる……もうちょっとやるか?w

前回も書きましたが、「FF3」DS、バランス調整の結果でしょうか、好き嫌いを別とすれば、どのジョブも使えるようになっているのは間違いないようです。編集部でいろいろと話してみたのですが、クリア時のパーティ編成は千差万別。本当に、いろんなパーティで戦っている。それで普通に勝てるのだから、すごい。各ジョブ毎の特性をうまく組み合わせれば、信じられないような戦果を上げることもできるようです。いや、でも、それはやりすぎじゃないか? < 北島

個人的に印象に残っているジョブは、吟遊詩人。武器毎に異なる「うた」が、意外なくらいに効果が高かった気がします。僕のパーティは基本打撃系なので、ついつい防御がおろそかになりがちなのですが、そのへんをうまくフォローできたのがよかったのだと思います。熟練度が上がると、「ほろびのうた」(武器は「ラミアの竪琴」)で与えるダメージも大きかったですからね。あとは個人的に大好きなモンク、空手家の武道派ジョブ。とにかく殴る。ひたすら殴る。それで32HIT、CRITICAL9999とか表示されるとうれしくてうれしくて。いや、そんだけなんですよ、別に、うれしいだけ。でも、いいんです、好きだから。あと、最終的にはあまり役には立たなくなっていたかもしれませんが、ナイトがHPの低くなった味方をかばってくれたのもありがたかったです。ストーリー終盤で、確実なダメージ計算ができました。ストーリークリア前は、ナイトを育てておいた方がいいかもです。

もちろん! たまねぎ剣士も作りましたよとにかくカタイですね、たまねぎ。4人分はなかなか手に入らないとは思いますが、オニオンシリーズで身を固めると、かなり強いというか、もう……。熟練度が上がれば攻撃もすごいのでしょうけど、防御がカタイことの方が転職直後は目立つ気がします。いちおうといいますか、4たまねぎ剣士でラスボス倒しました。記念に

というわけで、長々とプレイを続けてきた「FF3」DSですが、最終的に感じたのは、ジョブの多彩さとプレイ感覚の快適さです。大昔のことですが、ファミコン版「ウィザードリィ」にハマッていた当時のことを思い出しました。もう恐れる敵もなく、マップも完全に頭に入っているという状態で、何故か何日も何日も、いや、何週間も何ヶ月もプレイし続けました(あの時は「全裸の忍者」を作るのが、ひとまずの目標でしたね)。それに近い感覚で、とにかく仕事してるのか「FF3」DSやってるのかわかんないような生活を何日も続けました。そんなことができるゲームは、ここ最近では、やっぱり「FF12」しかなかったような気がします。改めて、「FF」ってすごいんだなぁということで、「FF3」DSプレイインプレッションを終わります。まだまだ売り切れ御免状態で手に入れられていない方も多いと思いますが、絶対、おすすめです。